ハーブティーの淹れ方
ハーブティーの召し上がり方
01.
心を整えるハーブティーの淹れ方
・器を温める
まず、あらかじめティーポットとカップに熱湯を注ぎ、しっかりと温めておきます。このひと手間で、ハーブの香りの立ち方が劇的に美しく変わります。
・茶葉の呼吸(アロマ)を聞く
カップ1杯(約200ml)に対して、約2g(ティースプーン軽く山盛り1杯)の美しいルース茶葉を使用します。茶葉のブレンドを均一にするため袋を軽く振り、温まったポットへと滑らせます。 ポットの熱により、袋を開けた瞬間とはまた異なる「開花したような芳醇なアロマ」がふわりと立ち上ります。カップに注ぐ前の、この『最初の香り』をまずは心ゆくまでお愉しみください。
・静かにお湯を注ぐ
沸騰から一呼吸置いた、約90〜95℃のお湯を静かに注ぎます。ハーブティーはジャンピング(対流)させず、茶葉の繊細な繊維を傷つけないよう、水面をそっと揺らすように静かに淹れるのが美味しさの秘訣です。
・時を数える(蒸らし)
すぐにぴったりと蓋をして、じっくりと蒸らします。茶葉により最適な蒸らし時間は異なります。例えば、ブランドを代表する『おだやかに、かおる』は「2分間」、『おやすみなさい』は「3〜5分間」が、アロマと旨味の黄金比です。
・最後の一滴まで ポットを軽く数回まわして濃度を均一にし、最後の一滴(ゴールデンドロップ)までカップに注ぎきります。上質なルース茶葉を使用しておりますので、2煎目まで美味しく、ゆったりとお愉しみいただけます。


02.
自分を慈しむ、15分間のマインドフルネス
・湯気とアロマを「聞く」
温かいカップを両手で優しく包み込み、そっと片方の手で蓋をするように湯気を閉じ込めます。そして手元をゆっくりとずらし、立ち上る温かなアロマを深く深く吸い込んでください。 これは、日本の伝統文化である「香道(こうどう)」において、香りを通じて己と向き合う『香りを聞く』作法そのものです。
・五感でお茶と対話する
静かに目を閉じ、お茶を一口、そっと含んでみます。 その温かさ、柔らかな質感、重なり合うハーブの香りと、お出汁のように滋味深い旨味……。 しばらくお口の中でその豊かなグラデーションを愉しみ、ゆっくりと飲み込んでみてください。 喉を通り、お腹のあたりへと温かさがすーっと染み渡っていく、その穏やかな感覚をただ優しく観察します。
・今、この瞬間の「余白」に集中する
頭の中で、ハーブが咲く静かな野山や、お茶室の澄んだ空気感を思い描いてみるのもよいでしょう。 もし途中で、今日の仕事のことや、明日のタスクが頭をよぎっても、それはとても自然なことです。 「あ、他のことを考えたな」と優しく受け流し、またお茶の温かさや香りの感覚にそっと意識を戻します。 この「今、ここにあるお茶と私」に何度も気持ちをリセットする作法こそが、日々の忙しさで揺らぎがちな心に、ブレない静寂と健やかなゆとりを取り戻してくれます。

・穏やかな明日を迎えるために
ゆったりとした深い深呼吸を繰り返しながら、1杯のお茶を飲み終わる頃には、張り詰めていた肩の力がふっと抜け、全身が優しい温もりに満たされていることに気づくはずです。
今日も一日、誰かのために心を尽くした大切なあなたへ
どうぞ、スマートフォンを伏せて。心地よいまどろみとともに、穏やかで美しい夜をお迎えください。
